Mr.インクレディブル

評価
ストーリー:☆☆☆☆
演出:☆☆☆☆
熱中度:☆☆☆☆
ヒーロー:☆☆☆☆☆

incredible=信じがたい、すばらしい
という意味にふさわしいすばらしい映画でした。最初はあまり注目していなくて、"DVDになったらレンタルで観るか"ぐらいの気持ちだったのですが、しゅんとなりゆきというか勢いで見に行くことになって、近所にできた109シネマズで鑑賞。おっほーい、ブラボー! てなもんですよ、ダンナ。これはだまされたと思って観てごらんなさい。損はしませんぜ。
何がすばらしいって、Mr.インクレディブルの妻であり、3児の母であるイラスティが最高。この映画はこれにつきます。この映画の主役は中年太りの怪力パパではなく、間違いなく彼女です。いつだって母は強いのです。ママラブ。
とまぁ、トチ狂った文章はこのへんにして、まじめに書いてみますと、この映画、ヒーローモノのドキドキ感と、ファミリーモノのあったか感が絶妙に融合していて、さらにその二つが相乗効果でより作品の完成度を高めているという、このうえない作品です。
具体的に書くと、それぞれ能力の違うスーパーマンたちがたくさんいるっていうのがドキドキだし、昔を懐かしんでついスーパーパワーを使ってしまうパパがカワイイし、いつも家族の幸せを考えて、子供たちに愛を注いでいるママはスゴイし、ふだん使うことを禁止されているスーパーパワーを、いざ使えと言われてもうまく使いこなせない子供たちにはすごくハラハラさせられるし、家族が全員そろったときに発揮されるチームワークは、震えるほどかっこいい。んー、伝わるかなー。
たぶん、ハウルよりも面白いと思いますよ、マジで。個人的に、過去のピクサー作品の中ではベスト1に輝く作品です。