ゼブラーマン

ゼブラーマン [DVD]

哀川翔の記念すべき100本目の映画なのにすごいコスチュームを着せたり、鈴木京香にすごいコスチュ−ムを着せたりとある意味見所満載の映画でした。
総合的な評価としてはあまり良い作品とは言えないけれど、部分部分で僕のツボを刺激してくる侮れないところがあって、けっこう面白かった。セリフ的には「このかっこうでジュース買いにいっちゃおうかなー……、いやいやいや」とか「やっべー、浅野さんに見せてぇ」とか(うろおぼえだけど)ゲラゲラ笑った。怪人(というか、わりと普通の変態)を見つけても「待てぃ！」とは言わないで、じっと見つめてるだけだったり、高いところから飛び降りずに一生懸命階段を駆け下りたりとかステキすぎる。でもなぜか強い。
なんで強いのかをはっきりと示していなくて、それが消化不良でちょっとダメなところだけど、まぁまぁそれはそれで。あと、宇宙人がピーマンみたいでなんだあれとか、浅野さんが転校してきた必然性って何だとか、結局ゼブラーマンって何だったんだとか、ツッコミどころがありすぎてもう。ちゃんと作り込めっつーの。
ともかくまぁ、万人にはオススメできない代物ではあるけども、こんなくだらないものを、こんなキャストや監督、脚本家で作れてしまうというのは、そうそうあることではないので、話の種に一度見てみるといいかもよ？