パッチギ!

これはなかなかの名作です。行定監督の「GO」とはまた違ったアプローチで、日朝問題を背景に恋愛青春劇を展開していくストーリーで、ラストあたりでは不覚にも涙ぐみそうになってしまった。
若さに溢れたエネルギーは、国境とか、言葉とか、民族とか、差別とか、そういうありとあらゆる"壁"をパッチギ*1るパワーを持っているなぁと感じさせてくれました。井筒監督の「若いってそういうことやろ、そんなもんやろ、そうでないとあかんやろ!」というメッセージがガンガン伝わってきました。いやー、面白かった。

*1:"パッチギ"とは、突き破る、乗り越えるという意味があり、転じて頭突きという意味でも使われるハングル語。