突発性逆転熱発症

本屋でたまたま見つけたので購入してみると、意外と良いデキ。

逆転裁判 ファンブック

逆転裁判 ファンブック

構成としては全エピソードを簡単に振り返り、キャラクター分析をして、制作者が知られざるエピソードや裏話を語って、キャラクターをドラマ・アニメ化するなら誰が、みたいな、攻略本のおまけコーナーを拡大して、ネットでよく見るアンケートをのっけて書籍化したような感じの本なんですが、その濃さはおまけレベルをはるかに超えていて大満足。
とくに、全シリーズの企画・シナリオを担当した巧舟さんと有栖川有栖さんの対談は良かった。こんな対談は滅多に読めるもんじゃないですよ。また、制作者が「あんたそんなにぶっちゃけていいの?」ってくらいにベラベラ秘話をしゃべりまくっていているのも良い。そして、長坂れむ/榊涼介/芝村庸吏の3氏による短編小説が収録されていて、もう同人誌みたいなノリ。まさに、ファンのファンによるファンのためのファンブックでした。
だからもう、必然的にムラムラと逆転裁判がしたくなってきて困った。今現在手元にあるのは”1”のみで、残りは友達に貸してしまっている。でも”1”はもうすぐ発売される「逆転裁判 蘇る逆転」のために取っておかなくてはいけないし、あああ、どうしよう。どうしようどうしようと悩んだ末、別の逆転裁判ファンの友達*1に、「逆転裁判3」を借りることにしました*2
新作が発売される前にこうやってテンションを高めていく僕は、清く正しい逆転裁判ファンであり、新作の発売前にファンブックを出版したメディアワークスカプコンの罠に見事にはまった兎であるなぁと、嬉しいやら悔しいやら。LOVE!

*1:彼女は「逆転裁判 蘇る逆転」のためにニンテンドーDSを購入する筋金入りのファン

*2:朝9時にいきなり電話して頼んだにもかかわらず、快く貸してくれたひろじんさんに感謝!