黒ひゲイ危機一発:同性愛者らの団体が抗議、販売中止求める

http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/game/gamenews/news/20051222org00m300037000c.html
http://d.hatena.ne.jp/regasuie/20051222/1135238636にて知りましたが、
このおもちゃを見て「ゲイの差別につながる!」って思うのは訴え出た人たちだけでしょう。大半の人はレイザーラモンさんに対して、こう、何とも言えない複雑な感情*1を持つだけだと思う。このおもちゃで「ゲイを差別しようぜ!」という負の感情を持って遊ぶ人は、過去にゲイ絡みでなんか嫌なことがあったんじゃないかな。それはもう、こんなおもちゃがなくたって、その感情は止められない。
逆に、このニュースを見てゲイの人に対してあんまり良い印象を持たない人は少なからずいるでしょう。「は? 何いってんの?」という感じで。また、いままでそういう風に思っていない人に差別意識を与えるきっかけにもなるでしょう。
結局、こういう過剰な反応がもたらすのはデメリットの方が多いような気がするのだけど、実際のところはどうなんだろう。

追記

いろいろネットでこれに関する言及を見ました。また、声明を発表した「セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク」の抗議文も読みました。
なるほど、「ゲイ」そのものに対する間違った見解を子供に植え付けることにはなるかもしれないなぁ。だったら、まずはレイザーラモンHGさんの芸風に対して、「子供たちにゲイに対する間違った認識を与えるのでやめてほしい」と抗議しないと、この抗議は成立しないと思うんだけど。レイザーラモンHGさんがゲイだという認識が子供たちの中で成立するから、このおもちゃが「ゲイの差別につながる」という結論になるわけで。
だって、どう見てもあのおもちゃはタルから「ゲイ」が飛び出すのではなく、「レイザーラモンHG」が飛び出すだけなんだから。

*1:あえて書き並べるなら、HGがんばってんなーとか、ここまでするかーとか、よくこんなものを思いつくなーとか、うわ欲しいーとか、こんなん誰が買うの? とか、宴会に持っていったら受けそうとか、あるいは無関心とか、そういった誰かを差別するとかからは遠い意識