踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2

行きつけのレンタル屋に行ったら「12人の優しい日本人」がなかったからこれを借りてみた。「〜THE MOVIE2」は映画館で見たので、せっかくなのでコレこれを見た。

踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2 [DVD]

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これはなんというか、「踊る」ファンのためのファン感謝祭的な映画でした。僕は「踊る」ファンなので、もちろん楽しんで見られたのだけど、映画ファンとしてはちょっとどうかなー、というところが多々あって微妙な気分です。
特に気になったのが、最後の献血のシーン。「大量の血液が必要」とか、「血液が足りない」なんていうシーンがまったくないのに、「湾岸署では血液を求めています」なんていうのはどうなんだ。しかも、湾岸署で献血してもしょうがないでしょ。直接病院にいかなきゃ!って思ったのは僕だけではないはず。
それと、「私の部下を危険にさらすわけにはいかない(つまり下っ端が危険な任務をしろということ)」だの「(銃に撃たれて倒れた恩田すみれのことを聞いて)使えなくなったら補充して!」だの、さんざん暴言を吐いた女管理官、最後にヒステリックを起こして退場……、というのもちょっと。退場するにしたってもうちょっといいとこ見せて退場して欲しかった。真矢みきさんも、よくあんな旨みのない役を引き受けたものだよと思う。
で、この映画のテーマはというと、リーダーによって徹底的に管理された組織VSリーダーのいない独自の判断で動く独立愚連隊はどっちが優秀? という問いに、独自の判断で動ける管理された組織がいいのです! が答えだよという、まー、そりゃーそーだよ、な展開でそれじゃあひねりがなくてあんまりだ。アイデア勝負で答えに詰まったのかな。
とまぁいろいろ不満なところばかりに目がいってしまってますが、基本的には楽しめましたよ。これでも一応元「踊る」ファンですから。いやぁチョーさん最高! 水野美紀カワイイ! 深津絵里カッコイイ! と、久しぶりに湧き上がってきた感情をおさえて書くのは大変なんだから、もう。さーて、こんどこそ「12人の優しい日本人」見るゾ!