K(KABUTO)-1

いやー、熱い! 超熱い!! 今日のトリビアの種「世界最強のカブトムシ決定戦」は熱かった!!!!
世界中から集められたカブトムシたちが一堂に会し、世界一を決める戦いを繰り広げたのだ。もちろん、日本からもカブトムシが参戦。持ち前のパワー、スピード、テクニックで勝ち進む。その姿は全盛期の千代の富士関を思い起こさせる!! そして、ついに決勝まで勝ち進んだカブトムシ。すごいぞ、カブトムシ! 僕はいつの間にかカブトムシに熱い声援を送っていた。
しかし、決勝の相手はヘラクレスオオカブト。大小2本の角を持ち、すさまじいパワーで相手を圧倒し、勝ち進んできた恐るべきKABUTO FIGHTERだ。体長はカブトムシの2倍近くあり、その姿はまさに重戦車。誰もが思っただろう、こんなヤツに勝てるのかと。
試合開始のゴングが鳴り、ROUND1開始! ヘラクレスの角がカブトムシに襲いかかり、そのままカブトムシをひっくり返す。カブトムシはそのまま背中を着いてしまった*1ヘラクレスのパワーの勝利だ。
そしてROUND2。カブトムシはサイドに回り込もうとするが、ヘラクレスはなかなかそれを許さない。長い睨み合いが続いた末、カブトムシは一瞬の隙をつき、ヘラクレスの下角をすくい上げる!! そのままヘラクレスリングアウトー!!!! すげぇぞ、カブトムシ! あの巨体をリングアウトするなんて。
そしていよいよ最終ラウンド。この試合を制したものが世界一の座に輝くのだ。実力は五分五分。どっちが勝ってもおかしくない。さあ、勝つのはどっちだ!?
試合開始直後、ヘラクレスの角がカブトムシを捕らえ、ブレンバスターで持ち上げる。これは幾多のKABUTO FIGHTERたちを葬ってきた大技だ。危うし、カブトムシ! しかし、カブトムシは見事角から抜け出し、反撃に出る。すごい、すごいぞ、カブトムシー! お前はなんてすごいヤツなんだー!
だが、勝利の女神はカブトムシには微笑まなかった。ブレンバスターから見事に抜け出したカブトムシだったが、着地の祭に背中を着いてしまったのだ。痛恨のミスだ。かくして、KABUTO-1 WORLD GP 2005はヘラクレスオオカブトの勝利にて幕を閉じた。なんともあっけない幕切れだったが、ガチンコ勝負とはこういうものかもしれない。しかし、僕は決して君の勇士を忘れない。すばらしいファイトをありがとう、カブトムシ。そして、つぎこそは世界一だ! カブトムシ!! うおぉぉぉぉ!!!!
やべぇ。子供たちがムシキングにハマる気持ちがちょっとだけ分かった。

*1:ルールは、背中を着くかリングアウトすれば負け。切り株リングの側面に張り付くのはOK