アナザーコード 2つの記憶

やってます、アナザーコード。いいです、おもしろいです、ワクワクします。いや、久しぶりにゲームやってワクワク感を堪能してるよ。謎を解くためにヒントを探し、ヒントを元に推理して、行動して、解に導くこの爽快感。やー、たまりませんな。
とはいえこのゲーム、Mystのように硬派過ぎて手に負えないわけでもなく、最初は基本的な操作を覚えるための簡単な謎解きをさせてくれる。まだ序盤なので、それほど難しいとは感じていないが、これから徐々に難しくなっていくと思うとさらにまたワクワク感が増してくる。ちくしょー、こんなゲームを待ってたぜ!
しかも、ユーザインターフェイスがすこぶる良く、全ての操作がタッチペンでできる。コマンドの選択からメッセージ送り、キャラの移動(メタルギアのように画面を移動しながら、探索する)まで全部だ。しかも、任意の場所を調べようとするとき、調べたい箇所をタッチペンで指定して「調べる」ボタンをペンで押してもいいし、調べたい箇所をダブルクリックのようにすばやく2回タッチしてもいい。これが意外と良い機能で便利。調べたい箇所をタッチすれば自動的にカーソルは移動してくるし、動きもスムーズ。かゆいところに手が届くすばらしいデキで、本当に快適です。いい仕事してます。
かといって、タッチペンがないと操作できないかといえばそうでもない。DS特有の「こする」「スライドさせる」「マイク入力」などを行うとき以外の操作は全部ボタン入力で対応できる。なので、移動中などに遊ぶときには、必要なとき以外タッチペンをしまっておくことができ、ペンをなくす心配はない。にくいほどの気配りだ。
ストーリーも謎に満ちていて、主人公アシュレイが14歳の誕生日が近づいた頃、死んだと思っていた父から手紙が来ることから物語が始まる。そして、アシュレイはその手紙に導かれて無人島に叔母とやってくる。そこでアシュレイは記憶を無くした幽霊の少年「D」と出会い、アシュレイは父に会うため、少年は記憶を取り戻すために無人島を探索するのだった、という筋書きです。血塗られたエドワード家の悲劇、謎の論文「アナザー」とはなど、ストーリー的な謎も盛りだくさんでミステリ好きな僕としては嬉しい限り。いや、待った甲斐があったというもの。謳い文句の「さわれる推理小説」に偽りなし。
ニンテンドーDSでイマイチいいゲームがないとお困りの大人ゲーマーはこれを買うべし。