のだめカンタービレ

最初は、ギャグは面白いけどストーリーはよくある学園モノ(といっても大学生だけど)で、なんでそんなに話題になっているんだろう、とか思っていたら、だんだん盛り上がってきて、日本を出たあたりからかなり面白くなってきた。こういう漫画って、ずっと学生生活が続くか、卒業したら終わるかのどっちかだと思っていたけど、こんな展開の仕方をするとは思っていなかった。
この漫画のすごいところは、音楽の知識がまったくない人でも、キャラクターとストーリー(と、ギャグ)で読ませることができること。これを読んでも僕はクラシックのこととか音楽のことはさっぱり分かようにはなってないし、たぶんこれをきっかけに聴き始めるということもないと思うけど、間違いなく面白い。でも、それは音楽的な面白さが欠けているわけではなく、むしろそれで溢れている。きっと専門的なところもしっかりフォローしてあって、音楽の知識がある人が読んでも面白いに違いない。これは「ヒカルの碁」に通じる面白さで、この漫画をきっかけに音楽を始めたり、クラシックを聴き始める人もいるだろう。やばい、これ面白いぞー!
というわけで、オススメです。

のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))

のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))