カプコン、神奈川県のゲームソフト有害図書類指定に遺憾の意を表するコメントを掲載

http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050607/capcom.htm
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http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050526/kana.htm
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050530/kana.htm
有害図書」として指定されることで、そのソフトが受ける扱いが、

「規制といっても、販売させないということではなく、ビデオや書籍と同じように子供たちの目に入らないように売り場を分けたり、店側にも18歳未満の人には販売しないように指導する」

という程度のものならば、すでに該当ソフトは自主規制されているわけで、それとどう違うねんという話なわけですよ。まぁ今まではお子様の目にも止まるように陳列されていたものが、しっかりと隔離されるということなのかな。そうなると、情報誌での紹介の仕方なんかも変えていかないと意味無いよなーとも思うけど。
さて、ではカプコンとしては何が気に入らないかというとそれはイメージの問題なのかなーと。つまり、「有害」というレッテルを貼られてしまうのは非常にイメージが悪いと。たしかに「ADULT ONLY」と「有害図書」では、言っていることは同じでも受けるイメージが全然違う。「ADULT ONLY」は、18歳以上なら楽しめますよという印象を受けるが、「有害図書」だともうこれは有害、とにかく有害ですよ! と言っているような印象を受ける。こういった語感が与えるイメージはとても重要なので、もっと気を使われてしかるべきだ。
せっかく築き上げてきた、日本が世界に誇る文化である「ゲーム」を、わざわざ「有害」なんてネガティブな表現を使って区分し、世間に悪い印象を与えることはあまり得策ではない気がするのだけどな、と僕は思う。
まぁ頭の固い大人の皆さんは、ゲームを文化と認めること自体に抵抗があるから、こういったことに無頓着なんだろうけど。