14日の芝居の話。劇団アクスピ「悪党たちの宴Version2005」

どれだけ需要があるのかわからないけど、感想は書いておきます。
観たのは、アクスピという劇団の芝居で、「悪党たちの宴Version2005」というのもでした。
正直な意見としては、この劇団「アクスピ」の公演は、友だちが出演しているという理由がなければ、一度観てそれ以降観に行くことはなかったであろう劇団、というのが正直なジャッジ。
しかし、今日観た公演は面白かった。友達が出演しているといった、贔屓目で見ていなくても十分に面白いと思った。
しかし、不満に思ったことはある。その件に関しては、また明日。とりあえず、今日は寝ます。おやすみ。

追記

明日、といいつつ17日になってしまった。まぁいいや書こう。物語に関する重要なネタバレを含むので、隠します。
感じたのは、ストーリーではなく、人間ドラマを見せたかったのだな、ということ。
人生のどん底に落ちた(と本人は思っている)主人公たち4人が、ある場所に集められる。そこで生活を共にしながらああでもないこうでもないと話し合い、罵り合い、それぞれに結論を出して自分の道を歩んでいく、とまぁこんな具合だ。
ここで残念だったのが、主人公たち全員が同じ結論にたどり着いたこと。人間ドラマを描くなら、それぞれにそれぞれの結論があってしかるべきだ。「やっぱり俺は!」という人もいれば「それでも俺は……」という人もいるはずだ。
だけど、ラストではみんな同じ結論を出して、同じ方向を向いている。これでは人間ドラマとはちょっと言えないのではないだろうか。この物語に登場する人物が、脚本家の主張を代弁する装置になってはいないかなぁ、と思ってしまうのだ。だから「説教くせぇ」と感じてしまった。最後の最後にそう感じてしまった。
途中までは、「どうなるのかな、どうすんのかな、きっとこうじゃないかな」っていう感じでワクワクしながら見ていただけに残念だ。1人だけ違う結論を出すような雰囲気だった人も、結局同じだったあたりは本格的に残念だった。ああ、この物語もっと面白くなるのになぁ、と思えて仕方がない。はなはだ主観的な意見ではありますが。
月曜から始まる後半戦は、物語のラストがちょっと違うらしい。うーん、あまり期待はできないけど、見に行ってみる……か?