広島行ったよ

先週の土曜日曜と、男女6人で1泊2日の広島旅行に行ってきました。テーマは酒と紅葉と男と女(いま決めた)。残念ながら紅葉にはまだ早かったようだけど、極上の酒と恋愛トークは堪能しました。いやぁ、好きな人が会社にいて、毎日仕事が楽しいって羨ましいぜ、ちくしょう。それにしても、恋愛にマジメにがんばってる姿を見てると、その後の動向が気になって気になって。すっかりヤジ馬と化して、ちょくちょく探りを入れております。
おっと、話が逸れました。1日目は広島は西条というところに行き、酒造メーカー「加茂鶴」を見学。西条は酒処として有名な地で、特に加茂鶴はトップクラスの酒を造ることで知られているそうです。そんな酒をガンガン試飲して、あーだこーだと感想を言っては盛り上がってきました。蔵を案内してくれた人も親切な人で、普段は入れないようなところにも入れて貰い、説明してくれました。どうやら僕らが見学に行った翌週から酒造りが始まるそうで、そうなってしまうと蔵は「杜氏」と呼ばれる親方の聖域となってしまい、うかつに部外者が入ろうもんなら大変なことになってしまうそうです。さすが職人。
その日の蔵は、嵐の前の静けさと言うか、闘いの前夜に戦士たちが次々と集う緊張感と言うか、そういう雰囲気が立ち込めているような、そんな空気に包まれていたような気がします。蔵を案内してくれたオッチャンも、職人たちの衣類などが入った宅急便の伝票*1を誇らしげに見せてくれました。
で、もちろん蔵では自分用に酒を買い込み、駅周辺のお土産屋では会社用にお土産を買い(社会人ってめんどくさいね)、日本酒を練り込んだシフォンケーキにさらに日本酒をかけるという、酒処ならではのスイーツを堪能しつつ広島駅に帰りました。西条、また行きたいなー。今度は水も持って帰りたい*2
酒やら土産やらを持って広島駅に戻ってくると、もう18時過ぎ。とくりゃあ当然晩飯を食うわけで、広島に来たらば広島風お好み焼きしかないわけで、行ってきました、元祖広島焼きとの呼び声も高い店「へんくつ屋」。公式サイトがないあたりさすがと言えるかも。とにかく広島に来たらここに行くべきだと思う。「これが広島じゃー!」と言わんばかりの広島風お好み焼きが味わえます。というか、アレはお好み焼きではないっす。”広島焼き”というまったく別モンの料理です。モダン焼きでは決してない。郷土料理100選というのがあるとすれば、間違いなくエントリーされるであろう一品でした。もちろんお好み焼きとは別でですよ。あー。旨かった!
そーしーてー。夜!
今回の宿として利用したのは「リーガロイヤルホテル」! リーガ!! ロイヤル!!! ホーテールー!!!!
やー。すごい。すごいよリーガ。庶民の僕はカードキーなんて初めてだし、23階の部屋の部屋に泊まるなんてのも初めての体験。そりゃあ部屋で窓の外を眺めたときに「フ、愚民ドモガ……」って口を滑らすのも無理はないというか、ある意味お約束というか、ごめんなさい。
で当然その夜は酒盛りで、文字通り盛り上がるわけで(なんだ、悪いか。こちとらいい大人だ。これがメインイベントだ。文句あっか!!!!!)。当然その夜のために加茂鶴で買った最上級の日本酒で出来上がったわけで。あまりの酒の旨さにみんな加茂鶴の虜になってしまたわけで。
「そうかー、これが日本酒の味わいの条件”甘・辛・ピン・旨”かー!」
ってうなずいてました。まぁ、ここだけの話、僕はいまだに”ピン”は分からないのですが。
とまぁ、こんな感じで広島での永い1日目が終わるのです。うん。なんかすげー永くて濃いー1日だった。でもこれは2日目に比べたらほんの序盤戦に過ぎなかったわけだけどね。
 
続く……かも。

*1:蔵の職人たちは農家の人たちが多く、冬で仕事ができない11月から4月までの半年間のあいだ、泊り込みで働きに来るそうです。そう、まさに日本全国から酒を造るために職人という名の戦士が集うわけです。

*2:西条では、酒造りに使っている水を自由に持って帰れる。